日本製品のすごさ

2024年10月03日

先日、テレビ東京の「ガイアの夜明け」を見ていると、今現在、タイなどの東南アジアで、日本の中古品が爆売れだそうで、日本中古品売り場では、どこでも大盛況だと紹介されていました。
何故、そのようなことになったのでしょうか?
タイなどの親日国では、コロナ騒動以前から、日本に対しての憧れがあり、日本に観光する方も多かったようです。ところがコロナ騒動で、日本が(というか、ほとんど全世界が)観光客を入れない方針がとられていて、好きな日本に行くことができなかったものです。その分、日本製品に対するあこがれに変わり、日本製の新品は高くても中古品だと買えるということで、日本の中古品が大人気だということです。
最近は円安もあって、外国で日本製品が安くなったこともあるようですが、日本のアニメや漫画の影響で、日本で使われている製品にも関心が移りました。またガンダムなどのフィギュア、あるいはぬいぐるみ、昔ながらのこけしなどでも売れるそうです。
その番組で日本の中古会社を経営している方が言うには、日本製品は、特に昔からの日本の電気製品など、丈夫で壊れることが少なく、また日本人が製品をていねいに使っているので、きれいな状態が多いということでした。
日本の技術は戦前から優れていて、丁寧に仕事をするし、伝統文化を守っていることもあり、また車に対してもほとんど壊れません。外国製品とはかけ離れています。以前より、「物作り日本」などと呼ばれていますね。
例えば新幹線にしてもその速さはもとより、今まで一度も事故があったことがありません。熊本地震の折に脱線したのは技術のせいではなく、天災ゆえのことで仕方がないものです。
日本製品はすごいのに、日本自体が平成の30年間ほどの間、経済が停滞しており、いろんなものにお金をかけられなくなりました。円高の影響もあり、国内で生産するより安くするために、外国に工場を作り、現地人を雇って生産するような方針となりました。安い製品は作られるようになりましたが、その分、製品に使われるものが安物となり、壊れやすくなってきました。
戦前からある、ナショナルやシャープ、三菱、ソニーなどの製品は、ブランド化され日本人自体が高くて買えなくなってきましたし、安い百円ショップなどの台頭で、品質があまりよくなくても手に入るようになり、壊れやすい製品となり下がっています。
それなのに、今は日本人が使っていた、日本製の製品が爆売れなのです。熊などのはく製や壊れている扇風機などでも、オブジェとして、ドバイなどで高く売れているそうです。
日本人は何事も丁寧に仕事をするので、日本製が愛されるのでしょうね。例えば、航空会社の荷物預かりにしても、職員はスーツケースを一つ一つ丁寧に置くそうです、外国では投げることが多いと聞きます。それで中身がぐちゃぐちゃとなり、スーツケースは壊れかかり、ひどい時はスーツケースがどこかよその飛行機に運ばれたとか、あるいは誰かが盗んでしまったなども聞きます。ひどいですね。日本ではありえません。
日本人の国民性が日本のモノづくりにしても発揮されているし、日本のユーザーもていねいに扱うのでしょう。日本製品が愛されることで、日本人として、誇りに思うものです。
私たちも日本製品をもっと見直すべきだと感じる番組でした。
日本製品のすごさ



Posted by りんごリーダー at 15:07│Comments(0)
 
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